【6月15日 AFP】ロシア国防省は15日、ウクライナ西部リビウ(Lviv)州ゾロチウ(Zolochiv)近郊を長距離ミサイルで攻撃し、155ミリ榴弾(りゅうだん)砲M777をはじめ、北大西洋条約機構(NATO)の加盟各国がウクライナに供与した武器が保管された貯蔵庫を破壊したと発表した。

 国防省は声明で「ゾロチウ近郊で、精密巡航ミサイル『カリブル(Kalibr)』により、NATO加盟諸国がウクライナに供与したM777を含め、外国から供与された武器の貯蔵施設を破壊した」と主張した。

 ウクライナは14日、ロシアの侵攻を退けるため、西側諸国に要請した武器のわずか10%しか届いていないとしていた。

 ロシア軍は現在、ドンバス(Donbas)地方の掌握に向け、東部の要衝セベロドネツク(Severodonetsk)周辺に戦力を重点配置している。(c)AFP