【6月15日 AFP】イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)は14日、ポルトガル1部リーグのベンフィカ(Benfica)からウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェス(Darwin Nunez)を獲得したと発表した。ユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は、クラブが最大1億ユーロ(約141億円)もの移籍金を投じたのは「決断力と野心を同等に示した」結果だと述べた。

 ベンフィカによると、ヌニェスの移籍金は7500万ユーロ(約106億円)で、さらにパフォーマンスに応じて2500万ユーロ(約35億円)のボーナスが支払われるという。その場合、ヌニェスの移籍金は2018年1月にDFビルヒル・ファン・ダイク(Virgil Van Dijk)を獲得した際に支払った7500万ポンド(当時約114億円)を抜いてクラブ史上最高額となり、プレミアリーグの歴史でも5番目に高い額となる。

 22歳のヌニェスは2021–22シーズン、公式戦41試合に出場して34得点をマーク。リバプールとの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)準々決勝でも2ゴールを挙げた。

 クロップ監督はリバプールの公式サイトで「これは本当にスーパーなニュース」と喜び、「この移籍を実現してくれたクラブのみんなにとても感謝している。われわれは決断力と野心を同等に示した」とコメント。ヌニェスについては「素晴らしい選手。すでにとても優れた選手だが、さらに良くなる可能性を大いに秘めている」とし、「彼にはわれわれが求める全ての要素が備わっている」と評した。

 ヌニェス本人は伝統あるクラブの歴史に名を刻みたいと意気込みを口にし、「トロフィーとタイトルを勝ち取ることこそ、ここリバプールに来た理由の一つ」と話した。(c)AFP/Kieran CANNING