井戸に転落の10歳男児、4日ぶり救出 インド中部
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【6月15日 AFP】インド中部チャッティスガル(Chhattisgarh)州で14日夜、細長い井戸に転落し、身動きが取れなくなっていた聴覚・言語に障害がある男児が4日ぶりに救出された。州政府が明らかにした。
ラフル・サフ(Rahul Sahu)君(10)は10日午後、自宅の裏庭で遊んでいたところ、直径数十センチ、深さ24メートルの井戸に転落した。
救助活動では重機などを使って横穴が掘られ、軍と災害対応当局も支援に当たった。
同州のブペシュ・バゲル(Bhupesh Baghel)首相は「(サフ君は)皆さんの祈りと救助チームのたゆまぬ努力のおかげで、無事に救出された」とツイッター(Twitter)に投稿した。
地元地区のジーテンドラ・シュクラ(Jeetendra Shukla)氏はサフ君について、「無事だが衰弱している」として、隣の地区の「専門病院に搬送された」と記者団に語った。
シュクラ氏は「井戸の中にはヘビがいたが、サフ君は救助活動中、見事な勇敢さを示して落ち着いていた」と述べた。
地元当局によると、悪天候に加え、掘削中に毒ヘビとサソリが出たことで救助活動は難航していた。
政府報道官によると、サフ君には酸素チューブを使って新鮮な空気を送っていた。地中に硬い石があったため、掘削は難航した。(c)AFP