【6月16日 CGTN Japanese】中国東北部の黒竜江省（Heilongjiang）海林市（Hailin）に位置する横道河子東北虎林園で、母親のアムールトラがこのほど四つ子の赤ちゃん（メス3頭、オス1頭）を順調に出産しました。母親は17歳で数回にわたって四つ子を産んだことがあります。

　出産前後、飼育員は特別な世話をし、毎日20個の卵を割って加えた羊の乳を飲ませています。同時に赤ちゃんの体重を毎日チェックし、体重が増えなければ人工的に乳を与え、すくすく成長するよう見守っています。

　5月に入ってから横道河子東北虎林園は出産のピークを迎え、これまでに23頭の赤ちゃんが順調に生まれました。初めて母親になって授乳経験のない一部のトラは赤ちゃんを産んだ後、置き去りにしました。これらの赤ちゃんは飼育員が人工飼育をするしかありません。

　なお、横道河子東北虎林園は現在、世界最大のアムールトラ人工飼育繁殖基地であり、中国横道河子ネコ科動物飼育繁殖センターの重要な一部でもあります。1986年に設置されたネコ科センターは20頭の純種のアムールトラの繁殖から始めました。現在、ハルビン、横道河子、瀋陽の三つの園のアムールトラはすでに1000頭を超え、横道河子東北虎林園だけで400頭近くが飼育されています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News