【6月14日 AFP】北大西洋条約機構(NATO)のイエンス・ストルテンベルグ(Jens Stoltenberg)事務総長は13日、スウェーデンはNATO加盟申請前よりも安全な状態にあると述べた。

 ストルテンベルグ氏は、スウェーデンのマグダレナ・アンデション(Magdalena Andersson)首相の夏の別荘がある同国ハープスンド(Harpsund)で共同会見し、スウェーデンの正式加盟が実現して集団安全保障を定めたNATO条約第5条が適用されるまでには空白期間が生じるが、同国の防衛については米英を中心とする加盟国が保証していると指摘。「安全保障の観点から見ると、スウェーデンは加盟申請前より今の方が良好な状態にある」と語った。

 さらに「(スウェーデンが攻撃された場合に)NATO加盟国が行動しないことは考えられない。これは潜在的な敵に対する非常に明確なメッセージだ」と述べた。

 スウェーデンはNATO加盟を申請したが、トルコの反対を受け、NATO内での議論は進展していない。(c)AFP