【6月16日 People’s Daily】中国の習近平(Xi Jinping)国家主席が昨年9月に国連で表明した「グローバル発展イニシアチブ」は、100か国以上の支持を集めている。世界がコロナ禍に直面する中、各国が共同で発展を目指す理念が国際社会の共感を集めている。

 コロナ禍が続き、豊かさを示す「人間開発指数」は30年ぶりに低下し、世界では8億人近くが飢餓に苦しんでいる。習氏が提唱するグローバル開発イニシアチブは、世界的な開発の不平等と不均衡の問題を解決し、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を実行するカンフル剤となる。

 中国は40年以上にわたる改革開放政策を通じて、人間中心の開発という理念を堅持し、人々の幸福感、利益、安心感を高めてきた。イノベーション、グリーン(エコロジー)、開放性、共有という新しい開発コンセプトにより質の高い経済発展や貧困地区の解消、適度に繁栄した社会を全面的に構築してきた。

 中国は常に、「誰もが一緒に発展することによってのみ、真の発展が達成できる」と信じている。すべての国が開発の当事者、貢献者、受益者となる必要がある。「私が提唱したグローバル開発イニシアチブはG20の目的と一致しており、グローバルな開発の促進に重点を置いている」「グローバル開発イニシアチブは、東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国の開発ニーズに沿っており、相乗効果を発揮できる」。習氏は多くの国際会合でそう訴え、参加国から賛同の声を得ている。

 グローバル開発イニシアチブは、具体的には貧困解消や食料安全保障、感染症対策、開発のための資金調達、気候変動対策、工業化、デジタル化などの分野で国際的な協力を促進する。今年1月には「グローバル開発イニシアチブ友の会」が設立。太平洋島しょ国の「持続可能な開発のための太平洋ロードマップ」と「ブルーパシフィック2050戦略」や、アフリカ連合(AU)の「アジェンダ2063」などと連携し、中国は二国間および多国間レベルの開発戦略を推進する。世界が共通して繁栄するため、中国はすべての関係者と協力してグローバルな開発イニシアチブを積極的に進めていく。(c)People’s Daily/AFPBB News