【6月13日 AFP】男子テニス、ボス・オープン(Boss Open 2022)は12日、シングルス決勝が行われ、大会第2シードのマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)が6-4、5-7、6-3で負傷したアンディ・マレー(Andy Murray、英国)に勝利し、優勝を果たした。

 ベレッティーニは右手を手術して3月から離脱していたが、復帰戦を優勝で飾った。またシュツットガルト(Stuttgart)では初出場の2019年にも優勝しており、この会場ではこれで9戦無敗となった。

 昨年のシンチ選手権(2021 cinch Championships)以来となるタイトルを手に入れたベレッティーニは、「本当に信じられない」と喜び、「復帰したときには、この結果は想像もできなかった」と話した。

 対するマレーはキャリア70回目の決勝の舞台で試合を第3セットまで持ち込んだが、鼠径部(そけいぶ)の痛みに悩まされていたとみられ、最終セットの最初のサービスゲームをラブゲームで落とした後には、トレーナーを呼んで状態をチェックしていた。

 それでもドイツから自信を持ち帰り、次週のシンチ選手権に向かうことになった35歳のマレーは、「ここへ来たのは今回が初めてだったが、素晴らしい1週間になった」と話し、「きょうは壁を越えられなかったが、この数週間で大きく前進している」と続けた。

「テニスの内容がかなりよくなっている感触がある。体がもう少し長く持ちこたえてくれれば、こういう試合を続けられるはずだ」 (c)AFP