【6月13日 AFP】第90回ルマン24時間耐久レース(Le Mans 24 Hour Race 2022)は12日、仏ルマン(Le Mans)のサルト・サーキット(Circuit de la Sarthe)で決勝のフィニッシュを迎え、セバスチャン・ブエミ(Sebastien Buemi)/ブレンドン・ハートレー(Brendon Hartley)/平川亮(Ryo Hirakawa)のトヨタ・ガズーレーシング(Toyota Gazoo Racing)8号車が優勝を果たし、トヨタが5連覇を果たした。

 エンジンのトラブルに見舞われたマイク・コンウェイ(Mike Conway)/小林可夢偉(Kamui Kobayashi)/ホセ・マリア・ロペス(Jose Maria Lopez)が駆るトヨタ7号車を追い抜いたトヨタ8号車は、丸一日かけて380周を周回。ブエミにとっては4度目、ハートレーにとっては3度目、平川にとっては初めてのルマン制覇となった。

 トヨタ7号車は、2分01秒222差で2位フィニッシュとなった。

 ライアン・ブリスコー(Ryan Briscoe)/リチャード・ウェストブルック(Richard Westbrook)/フランク・マイルー(Franck Mailleux)が駆るグリッケンハウス(Glickenhaus Racing)709号車が、5周遅れで3位に入った。

 出走した62台のドライバーには、アイルランドの俳優マイケル・ファスベンダー(Michael Fassbender)さんや、世界ラリー選手権(WRC)で通算8度の総合優勝を誇るセバスチャン・オジェ(Sebastien Ogier)もいた。

 ファスベンダーさんを擁するチームは、結局51周遅れの51位フィニッシュとなった。(c)AFP