【6月11日 AFP】21-22NBAファイナル(7回戦制)は10日、米マサチューセッツ州ボストン(Boston)で第4戦が行われ、ステフェン・カリー(Stephen Curry)が圧巻の43得点をマークしたゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)が107-97でボストン・セルティックス(Boston Celtics)に競り勝ち、シリーズ戦績を2勝2敗のタイに戻した。

 セルティックスにシリーズ王手をかけられるのを避けるべく、敵地TDガーデン(TD Garden)で何としてもこの日の勝利が必要だったウォリアーズは、カリーがその輝かしいキャリアでも最高の一つといえるパフォーマンスを披露し、チーム史上7度目となるリーグ制覇の望みを取り戻した。

 カリーは8日の第3戦で足を痛めており、体調への不安が渦巻いている中で第4戦に出場。しかし、通算2度のレギュラーシーズン最優秀選手(MVP)選出を誇る34歳は、ウォリアーズがまたしてもセルティックスの強力な布陣を前に攻撃のリズムをつかみきれずにいた中で、10リバウンドと4アシストも記録する孤軍奮闘を見せ、フィットネスに関する懸念の声を振り払った。

 ウォリアーズはクレイ・トンプソン(Klay Thompson)が18得点、アンドリュー・ウィギンス(Andrew Wiggins)が17得点、16リバウンド、ベンチスタートのジョーダン・プール(Jordan Poole)が14得点を稼いだ。

 対するセルティックスは、ジェイソン・テイタム(Jayson Tatum)がチーム最多の23得点を記録したほか、ジェイレン・ブラウン(Jaylen Brown)が21得点、マーカス・スマート(Marcus Smart)が18得点、デリック・ホワイト(Derrick White)が16得点を挙げた。

 シリーズ第5戦はウォリアーズの本拠地サンフランシスコに舞台を戻し、13日に行われる。(c)AFP