【6月11日 AFP】ゴルフの新リーグ、リブゴルフ・インビテーショナル(LIV Golf Invitational)シリーズは10日、全米オープン選手権(US Open Championship)元覇者のブライソン・デシャンボー(Bryson DeChambeau、米国)が新たに参戦する契約を結んだと発表した。

 28歳のデシャンボーは、フィル・ミケルソン(Phil Mickelson、米国)やダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)ら同じメジャー優勝経験者をはじめとした有力選手に続き、米ツアー(US PGA Tour)のライバルで潤沢な資金力を持つサウジアラビアが後援する同シリーズに加わった。

 この発表が行われたのは、英ロンドン郊外で開幕したシリーズ初戦の第2ラウンドが行われている最中で、前日には米ツアーが同シリーズに出場しているメンバーを資格停止にしていた。

 デシャンボーは今年2月、メジャー通算2勝のジョンソンが米ツアーへの忠誠を誓っていたのに続き、同ツアーにとどまる意志を示して「別のツアーに対する自分の支持がいろいろな臆測を呼んでいるが、世界屈指の選手が米ツアーでプレーしている限り、自分もそうすることを明確にしておく」と話しており、今回の決断は電撃的な180度の方向転換となった。

 これまでプロ通算10勝を挙げ、世界ランキング28位につけるデシャンボーの契約は、新シリーズにとって大きな成果といえる。しかし、同選手はメジャー6勝のミケルソンやジョンソンら17人の選手と同様に、米ツアーからの追放に直面している。(c)AFP/John WEAVER