【6月10日 AFP】陸上、ダイヤモンドリーグ(Diamond League 2022)の第5戦ローマ大会(Golden Gala)が9日に行われ、シェリカ・ジャクソン(Shericka Jackson、ジャマイカ)が女子200メートルで強豪に大差をつけて優勝。来月開催される世界陸上オレゴン大会(World Athletics Championships Oregon 22)の金メダル候補に名乗りを上げた。

 ジャクソンは21秒91を記録し、同種目で五輪2連覇中のエレーン・トンプソンヘラ(Elaine Thompson-Herah、ジャマイカ)を2位、現世界女王のディナ・アッシャースミス(Dina Asher-Smith、英国)を3位に抑えた。

「目標は金メダル」とコメントしたジャクソンは、ローマ大会記録と自身のシーズンベストを更新し、同種目で今季負け知らずだったトンプソンヘラの連勝も阻止。トンプソンヘラの22秒25とアッシャースミスの22秒27も今季の自己ベストだっただけに、ジャクソンの走りは圧巻だった。

 一方のトンプソンヘラは「上出来だった。シーズンベストを更新して文句はない」としつつ、「まだ取り組む点がある。次は国内選手権に集中し、世界選手権を楽しみにしている」と語った。(c)AFP