ベルリン車突入、運転手に精神疾患の兆候 検察当局
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【6月10日 AFP】ドイツの首都ベルリン中心部で車が群衆に突入した事件で、検察当局は9日、身柄を拘束された運転手の男(29)について、精神疾患の兆候が見られたため、精神科治療施設への収容を求める方針を示した。
8日に起きた事件では、ドイツとアルメニアの二重国籍の男が運転する車が、ベルリンの繁華街で通行人をはねた後、商店の正面に突入。遠足中だった生徒のグループが被害を受け、引率の教師1人が死亡、32人が負傷した。
検察当局は、男には被害妄想を伴う統合失調症の「比較的強い」兆候があると説明。精神疾患が原因だったかについてはまだ断定されていないが、政治的な動機があった可能性は排除されているとした。
事件現場は、2016年にイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の共鳴者がトラックでクリスマス市に突っ込み、12人を殺害したブライトシャイト広場(Breitscheidplatz)のすぐそばだった。一部メディアの報道で、容疑者が現場から逃走し、車内から声明文が見つかったとされたことから、テロの可能性が懸念されていた。(c)AFP/Yannick PASQUET