【6月10日 Xinhua News】中国のパソコン大手、聯想集団(レノボ・グループ)の劉軍(Liu Jun)執行副総裁兼中国地区総裁はこのほど、同社の2022年3月期決算について、中国地区の売上高が前期比28%増となり、全世界売上高に占める割合が25%を超えたほか、グループ全体に対する貢献利益も前期から36%増加したと社内向け電子メールで公表した。

 レノボ・チャイナは同期の決算について、3SスマートIoT、スマートインフラストラクチャー、スマートバーティカル)事業が好調に推移し、新IT(情報技術)全般にわたるサービス能力がほぼ形成され、ビジネスモデルの一層の転換に向けが良好な基盤が築かれたとした。

 スマートバーティカル部門の売上高は前期比42%増の100億元(1元=約20円)で、中国ITサービス市場の4位に入った。スマートインフラ部門は19%増加し、サーバー数は中国市場4位だった。スーパーコンピューターの開発台数は40台で国内トップだった。スマートIoT部門は80%増加し、5四半期連続で業務用タブレットPC市場の首位を維持したほか、個人用タブレットPC市場で3位に入った。個人向けIoTスマート製品の売上高は58%増、ビジネス向けは2・2倍になった。

 PC事業は、市場シェアが販売台数で39・7%、売上高で42・6%といずれも過去最高を記録した。中でもミドルレンジ・ハイエンド市場とサブ市場が顕著な業績を収め、800ドル(1ドル=約134円)以上のノートパソコン市場の販売シェアは11ポイント拡大した。モバイルワークステーション(MWS)も首位を保ち、販売台数は倍増、市場シェアも7ポイント拡大した。(c)Xinhua News/AFPBB News