【6月9日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は、東部の要衝セベロドネツク(Severodonetsk)の戦いについて、ロシア軍との「最も厳しい戦いの一つ」であり、ドンバス(Donbas)地方全体の運命を決する戦いだと述べた。

 ロシア軍はウクライナ東部の完全制圧を目指し、セベロドネツクに戦力を集中している。数日間に及ぶ激しい市街戦の後、ウクライナ当局はロシア軍に同市の大半を制圧されたことを認めた。激しい砲撃が続いているため、残るウクライナ軍も撤退を余儀なくされるかもしれないという。

 ゼレンスキー氏は国民に向けた夜の演説で、セベロドネツクでの攻防戦を「極めて激しく、とても厳しい。おそらくこの戦争で最も厳しい戦いの一つ」と評し、「さまざまな意味で、ここでドンバス地方の運命が決まる」と述べた。(c)AFP/Quentin Tyberghien with Fulya Ozerkan in Ankara