【6月11日 Xinhua News】中国河北省(Hebei)辛集市(Xinji)の特別支援学校ではこのところ、ジャズドラムバンド「逆風」が「鼓舞中国(中国を鼓舞する)」という曲目のリハーサルに力を入れている。子どもたちは今回、従来のドラムだけによる演奏ではなく、多種の楽器とセッションするという新たな試みに挑戦している。

「逆風」は2018年12月、同校教師の孫士姹(Sun Shicha)さんが設立した。メンバーは聴覚障害や知的障害のある生徒10人で、これまでにさまざまな困難を乗り越え努力を重ね、今では10曲近くを演奏できるようになった。

 孫さんは「子どもたちはバンドから知らず知らずのうちに影響を受け、自信や明るさ、協調性、理解力の面で大きく成長してきた。バンド名は、新しいことに果敢に挑戦し、向かい風に負けず飛躍してほしいという思いから『逆風』と名付けた」と話した。(c)Xinhua News/AFPBB News