【6月8日 Xinhua News】中国とサウジアラビアによる合弁企業、サウジ・クラウドコンピューティング(SCCC)は5日、サウジの首都リヤドに二つのデータセンターを開設したと発表した。同国市場でクラウドサービスを提供する。

 SCCCは、サウジのサウジテレコム(STC)と中国で「阿里雲(アリババクラウド)」を運営するアリババグループ傘下の阿里雲智能(アリババクラウドインテリジェンス)などが今年5月に設立した。今回開設したデータセンターは、エラスティックコンピューティングやストレージ、ネットワーク、データベースなどのソリューションを提供し、デジタル化が進む地域の小売り、フィンテック、インターネットなどの業界のニーズに対応する。サウジのユーザーに汎用性、安全性、安定性のあるクラウドサービスを提供する。

 阿里雲智能国際事業部の責任者、袁千(Yuan Qian)氏は、新会社の始動が重要な一里塚になると指摘。アリババクラウドは現地のより多くの企業が先進的なクラウドコンピューティング技術から利益を得られるようサポートし、サウジのデジタルトランスフォーメーション(DX)を促進していくと語った。(c)Xinhua News/AFPBB News