【6月8日 Xinhua News】中国の第5世代移動通信システム(5G)は6日、商用化から3年を迎えた。工業・情報化部のデータは、5Gの建設と応用がこの3年で顕著な成果を上げたことを示している。中国の5G基地局は160万カ所を超え、スタンドアローン(SA)方式の大規模5Gネットワークを構築した最初の国になった。5Gの応用事例は2万件を超え、5G契約数は4億1千万件に上る。

 工業情報化部などの多くの部門は今後、5Gなどのデジタルインフラ建設を適度に前倒しするとしている。5Gの大規模応用が重要な時期を迎えている機会を捉え、新型情報消費、実体経済、民生サービスの三大分野に焦点を当て、5Gの各業種への普及を加速していく。

 商用化から3年が経ち、5Gの応用は拡大と深化を続けている。交通や医療、教育、文化、旅行など多くの生活分野をカバーし、応用事例は2万件を超えた。

 工業情報化部や国家発展改革委員会など多くの部門は、5Gの建設と革新的応用の加速に有利となるシグナルを続々と発している。

 5Gの建設・応用の加速とともに、第6世代移動通信システム(6G)の革新的発展と国際協力も進められている。工業・情報化部所管の中国情報通信研究院によると、中国の6G推進団体IMT-2030(6G)は2日、欧州の6G-IAと6G協力に向けた覚書に調印した。双方は6Gの通信ネットワークとシステムのビジョンや需要、システム概念、周波数帯などの分野で協力することで、国際標準制定に向けた共通認識の醸成を目指し、6Gの世界統一標準と産業エコロジーの形成を推進する。(c)Xinhua News/AFPBB News