【6月7日 CNS】中国は高校入試で体育も科目に含まれている。広東省(Guangdong)広州市(Guangzhou)では5月、中学3年の体育試験が行われた。体育にはいろいろな種目があり、球技からはサッカー、バスケットボール、バレーボールを選択するが、試験を受けた11万1464人のうち9万8547人がサッカーを選んだ。

 広州市の体育試験はサッカーの難易度が比較的低いとされており、趣味でサッカーをしている生徒が多いことも背景にあるという。

 広州市の真光中学校で体育教師をしている査鋒(Zha Feng)さんは「サッカーを選ぶ生徒が昨年に比べ70%以上増加した。男女問わず、急増しています」と話す。真光中は全国でも有数のサッカー強豪校。1970年代以降、「真光カップ」リーグが47回行われ、参加者は累計9万人を超える。

 査さんは「広州市はサッカー人気が高く、市民の心にサッカーが深く根ざしている。学校でもサッカーの設備が整っており、高校受験でサッカーを選ぶ生徒が増えている理由だと思います」と話している。(c)CNS-広州日報/JCM/AFPBB News