【6月7日 AFP】UEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2022-23)は6日、各地で試合が行われ、リーグAのグループ1では世界王者フランスが終盤の失点でクロアチアと1-1で引き分け、またしても初勝利を逃した。

 フランスのディディエ・デシャン(Didier Deschamps)監督は、敵地スプリト(Split)での一戦でキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)やカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)といったスターFWを温存し、経験の浅い選手たちを起用した。

 イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)に所属するMFアドリアン・ラビオ(Adrien Rabiot)のゴールで52分に先制したフランスだったが、83分にはアンドレイ・クラマリッチ(Andrej Kramaric)にPKを決められ追いつかれた。

 デシャン監督は仏テレビ局M6に「あらゆる変更を考慮すると良い点もあった。先制し、2点目を奪う可能性だってあった。PKで同点弾を与えてしまったのは残念」とコメントした。

「もちろん完全に満足できる結果ではないが、考慮に入れるべき疲労があり、他にもさまざまな試合があるから私は変更を余儀なくされている。W杯(カタール大会<2022 World Cup>)に向けて理想的な準備」

 フランスとクロアチアの両チームは、今大会はここまでわずか1ポイントしか挙げられていない。前週に行われた開幕戦で、フランスはホームでデンマークに1-2で敗れ、クロアチアもオーストリアに0-3の完敗を喫した。

 デンマークはこの日行われたアウェーでのオーストリア戦に2-1で勝利し、勝ち点6でここまで首位に立っている。(c)AFP