ナイジェリア南西部で教会銃撃 21人死亡
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【6月7日 AFP】ナイジェリア南西部オンド(Ondo)州オウォ(Owo)で5日、武装集団が教会を銃撃し、子どもを含む少なくとも21人が死亡した。地元当局が明らかにした。
ナイジェリア北部では近年、イスラム過激派や犯罪組織による襲撃や集団拉致事件が相次いでいるが、比較的安全とされる南部での襲撃事件は珍しく、国内に衝撃が広がっている。
事件は、聖フランシス・カトリック教会(St Francis Catholic Church)での礼拝中に発生。オンド州知事室の報道官がAFPに語ったところによると、教会内でダイナマイトが爆発した後、武装集団が外から窓越しに信者を銃撃した。
同報道官は、21人が死亡したと説明。一方、国家緊急事態管理局(NEMA)の現地職員は、子ども数人を含む22人が死亡、40人が負傷したと述べている。
銃撃が始まった時に教会から離れていた地元住民は、現場に駆け戻り、負傷した自分の子ども2人を医療施設まで運んだと説明。「多数の負傷者と死者を見た」と語った。別の目撃者はAFPに対し、教会の敷地内で少なくとも5人の武装した人物を見たと語っている。
犯行声明は出ておらず、襲撃の動機は不明。(c)AFP/Patrick MARKEY