中国グリーンローンのストック規模は世界第1位
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【6月10日 People’s Daily】中国人民銀行(People's Bank of China、中央銀行)がこのほど発表したデータによると、2021年末までに、中国の人民元・外貨建てグリーンローン残高は15兆9000億元(約312兆4600億円)で、前年同期比で33%増、ストック規模は世界1位となった。2021年の中国国内グリーンボンド発行額は6000億元(約11兆7900億円)を超え、前年同期比で180%増、残高は1兆1000億元(約21兆6200億円)に達したという。
人民銀行は2021年、社会の資金がグリーン・低炭素分野により多く投資されるよう奨励し、二つの新たな構造的通貨政策ツールを創設・発表した。一つは炭素排出削減支援ツールで、着実かつ秩序正しく、精密かつ直接的な方式を通じて、クリーンエネルギー、省エネ・環境保護、炭素排出削減技術の三つの重点炭素削減分野の発展を支援し、より多くの社会の資金を活用し炭素排出削減を促進する。もう一つは、石炭のクリーンで効率的な利用を支援するための特別借換えで、石炭の大規模クリーン生産、クリーン燃焼技術の利用など7分野を支援する。両ツールは、クリーンエネルギーを発展させると同時に、石炭と石炭発電のクリーンで効率的な利用の支援を継続するものだ。
条件に合致する商業銀行の融資に対し、人民銀行は融資元本の一定割合に基づく低コストの資金支援を行う。金利はいずれも1.75%で、人民銀行での最優遇の金利だ。これまでのところ、人民銀行は両ツールを通じて、金融機関による2308億元(約4兆5400億円)と134億元(約2633億円)の融資発行を支援し、そのうち炭素排出削減融資は、年間4786万トンの炭素換算量の炭素削減をけん引した。
人民銀行によると、中国は現在、グリーンローン、グリーンボンド、グリーン保険、グリーンファンド、グリーン信託、炭素金融商品などの多層的なグリーン金融商品と市場システムを初歩的に形成しているという。(c)People’s Daily/AFPBB News