中国の製造業付加価値額、12年連続で世界一
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【6月7日 People’s Daily】工業・情報化省によると、2021年、中国製造業の付加価値規模は、31兆4000億元(約616兆100億円)で、GDPに占める割合は27.4%に達した。2010年以来、12年連続で世界1位となっているという。
2012年から2021年にかけて、中国の工業付加価値額は、20兆9000億元(約409兆8000億円)から37兆3000億元(約731兆3700億円)に増加し、そのうち製造業付加価値額は、16兆9800億元(約332兆9400億円)から31兆4000億元(約615兆6900億円)に増加した。製造業の国際競争力は大幅に向上した。中国は国連の産業分類に記載されているすべての産業分類を有する世界で唯一の国であり、220種以上の工業製品の生産量が世界第1位を占めている。2021年、中国の一定規模以上の工業付加価値額は9.6%増となり、2020年より6.8ポイント増加し、2年間の平均成長率は6.1%だった。製造業のイノベーション能力は著しく向上している。太陽光発電、風力発電、船舶などの産業チェーンの国際競争の優位性はさらに高まった。コンテナ生産量は前年同期比110.6%増で、チップ生産量は同33.3%増となった。新型ディスプレイ、産業機械、新素材などの分野で難題に取り組み、段階的な成果を収めた。
製造業の産業構造の高度化が加速する。ハイテク製造業、装備製造業(産業のために生産技術や設備、機械を提供する工業の総称)の付加価値額は、それぞれ18.2%と12.9%増加し、一定規模以上の工業成長に対する寄与率は、それぞれ28.6%、45%に達した。一定規模以上の工業企業の付加価値額あたりのエネルギー消費量は、前年同期比5.6%減少した。製造業のデジタルトランスフォーメーション(DX)が全面的に加速する。中国は世界最大規模の光ファイバー・モバイルネットワークを構築し、計142万5000以上の5G基地局が完成・開通し、5億2000万世帯の5Gスマートフォン端末が接続された。製造業のデジタル化・グリーン化モデル転換のペースが加速する。重点分野の一定規模以上の工業企業の重要工程の数値制御化率、デジタル化研究開発設計ツールの普及率はそれぞれ55.3%、74.7%に達し、持続可能で健全な経済・社会の発展に力強い原動力を与えた。
工業・情報化相の蕭亜慶(Xiao Yaqing)はこのほど、「政府活動報告」をめぐり、製造業発展の現状と見通しについて、中国の製造業の31の大分類、工業の207の中分類と666の小分類がそろっており、これは世界でも類を見ないものだ。これは中国の産業経済と経済全体の発展の力強い支えとなっている。工業・情報化部は製造業への投資を増やし、製造業全体のシェアを安定させる方針だと説明した。
蕭氏は、中国の産業クラスターの発展をさらに高めるためには、中小企業の発展を支援する必要があるとみている。中小企業の発展は、製造業において基本的な役割を果たしている。製造業の分野では幾千万もの中小企業があり、大企業、中小企業が相互に依存し合いながら促進する製造業のエコシステムを形成しており、その維持・育成に取り組む必要がある。
蕭氏は、「専精特新(専門性・精密化・差別化・新規性)」中小企業の規模をさらに拡大し、「専精特新」中小企業の発展の道を国家レベルからさらに革新し、既存の基盤をもとに数を増やしていくべきだ。今年は、国家レベルの「小さな巨人」企業3000社以上、省レベルの「専精特新」中小企業5万社以上の育成をけん引し、「専精特新」中小企業グループを絶えず拡大させていく。また「専精特新」中小企業グループの発展の実践が、広大な中小企業の発展に啓示をもたらし、より良い業績を上げられるよう期待していると述べた。(c)People’s Daily/AFPBB News