【6月6日 Xinhua News】今年上半期のスーパーコンピューター(スパコン)性能ランキング「TOP500」がこのほど発表され、米エネルギー省オークリッジ国立研究所(ORNL)の「フロンティア」が初登場で1位を獲得した。同機は世界で初めて計算速度が1エクサフロップス(浮動小数点演算を1秒間に100京回)を超えた。中国からは173台がランクインし、国別台数で首位を維持した。

 ランクイン数が最も多かったのは中国と米国で、TOP500の3分の2近くを占めた。ベンダー別では中国の聯想集団(レノボ・グループ)がトップだった。

 2年間首位を守った日本の「富岳」は「フロンティア」に抜かれて2位となった。3位には欧州最大のスパコン、フィンランドの「ルミ」が入った。前回2位だった米国の「サミット」は4位に順位を下げた。5位は米エネルギー省ローレンス・リバモア国立研究所(LLNL)の「シエラ」だった。中国の「神威・太湖之光」と「天河2号」はそれぞれ6位と9位に入った。

 同ランキングは世界の設置済みスパコンの性能ランキングで、国際組織「TOP500」が半年ごとに発表している。(c)Xinhua News/AFPBB News