【6月5日 AFP】4日に行われた全仏オープンテニス(French Open 2022)女子シングルス決勝でイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)に敗れた18歳のコリ・ガウフ(Cori Gauff、米国)が、試合後のベンチと表彰式で涙を流して悔しがった。その後の会見でも涙を見せ、「対処が難しい」と話した。

 ガウフは2004年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)を制したマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、当時17歳)氏の後では最年少で四大大会(グランドスラム)の決勝に勝ち上がってきたが、この日は世界ランキング1位のシフィオンテクに1-6、3-6のわずか68分で敗れた。

 今大会期間中には自身の高校卒業を祝ったり、米国での銃暴力撲滅を求める訴えが称賛を集めたりしたが、ほろ苦い結末となった。

「涙は自然に出てきてしまった」というガウフ。「うれしさと悲しさがあって、どうすればいいかわからない」と語った。

「泣いてしまった自分が嫌。試合後は弟も泣いていて、とても申し訳なかった。弟には『たかだかテニスの試合でしょ』『何泣いてるの?』と言おうと思ったけど、自分も泣いていて、みんなも泣いていて、フィジオも泣いていた。ああもうって感じ」と話した。(c)AFP