【6月4日 AFP】女子ゴルフのダニエル・カン(Danielle Kang、米国)は3日、米国ツアーメジャー第2戦、全米女子オープン(US Women's Open Championship 2022)の第2ラウンドを終えた後、脊髄腫瘍と闘っていることを認めた。

 ノースカロライナ州サザンパインズ(Souhern Pines)のパインニードルズロッジ&GC(Pine Needles Lodge & Golf Club、パー71)で行われている今大会で、通算3オーバーとしてどうにか予選突破を果たしたカンは、4月のパロスベルデス選手権(Palos Verdes Championship)を第1ラウンドで途中棄権して以来のストロークプレーに臨んでいる。

 前週のバンク・オブ・ホープ・LPGAマッチプレー(Bank of Hope LPGA Match-Play presented by MGM Rewards)で背中の状態を試したカンはこの日、脊椎の腫瘍を抱えながらプレーしていると告白。先日には同じくプロゴルファーの兄、アレックス(Alex Kang)が、妹の脊髄腫瘍について自身のインスタグラム(Instagram)で明かしていた。

 カンは再びプレーできていることを喜んでいると話し、「厳しい道のりだった」としながらも、「だけど、ショットが打ててとても高揚しているし、自分のプレーができている手応えがある」とコメントした。

「ここ数か月間は本当にプレーに苦しんだ。クラブに触れたり練習したりすることができない時間が長かったから、特に全米女子オープンということを考えれば、完璧なラウンドは期待できなかった」

 カンはまた、「自分の気持ちをしっかり保ち続ける」ようサポートしてくれている医療スタッフに感謝しつつ、今大会での復帰を目標にしていたと明かし、「今はとにかく、今週のプレーに集中している」と語った。

「欠場したくなかったから、最近の7、8週間は、ここに来るために全力を尽くした」

「今週を終えたら問題に向き合って、そこから解決策を模索していく」 (c)AFP