【6月3日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、メモリアルトーナメント(The Memorial Tournament 2022)は2日、オハイオ州ダブリン(Dublin)のミュアフィールド・ビレッジGC(Muirfield Village GC、パー72)で開幕し、松山英樹(Hideki Matsuyama)がクラブの規則違反で途中で失格となる異例の出来事が起きた。

 昨年のマスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2021)覇者の松山は、3番ウッドのフェースに白の修正液でペイントが施されているのが確認され、失格を言い渡された。ソーシャルメディアに投稿されたクラブの画像が競技委員の目に留まり、違反が判明した。

 規則に準拠していないクラブをゴルフバッグに入れておくことについては、使用しないことを条件に認められている。だが競技委員長のスティーブ・リントール(Steve Rintoul)氏によれば、松山は問題のクラブの携帯と使用の有無を確認された際、1番のティーショットで使ったことを認めたという。

 リントール氏は「油性マーカーの目印が点在」している程度の小さなマークであれば打球に影響しないとする一方で、松山のに関しては「かなり厚みがあった」と指摘。「打球のスピンや飛距離に影響するような量でマークされていたら、それは規則違反になる」とし、松山の場合は許容範囲を超えていたと説明した。(c)AFP