【6月2日 AFP】ロシア国防省は2日、「外国人傭兵(ようへい)」のウクライナへの流入をここ1か月で阻止し、「数百人」を殺害したと発表した。

 同省は声明で、訓練を受けるため「ウクライナ入りした外国人傭兵数百人が、到着後間もなくロシアの長距離精密兵器で殺害された」と主張した。「傭兵の大半は、練度の低さと実戦経験不足により交戦地帯で殺害された」としている。

 ロシア軍は、現在ウクライナ国内にいる傭兵数を3500人前後と推定している。

 国防省は、5月上旬以降、外国人傭兵の流入は「実質ゼロ」になっており、総数は「6600人から3500人へ、ほぼ半減した」とみている。

 欧州連合(EU)の高官は4月、ウクライナではロシアの民間軍事企業ワグネル(Wagner)や、シリアやリビア出身の傭兵最大2万人が、ロシア軍に加わって戦っていると述べていた。(c)AFP