【6月2日 AFP】メキシコ南東部パレンケ(Palenque)遺跡で、約1300年前にマヤ(Maya)人がつくったとみられるトウモロコシの神の像の頭部が見つかった。国立人類学歴史研究所(National Institute of Anthropology and History)が5月31日、発表した。

 発見された像は、西を向いていた。同研究所は「最初の太陽光と共にトウモロコシが生まれたということを象徴している」可能性があると説明している。

 像は「神が冥界に行くことを模して、池に沈められたささげ物」の一部だったという。

 研究者のアルノルド・ゴンザレス・クルス(Arnoldo Gonzalez Cruz)氏は今回の発見について、「トウモロコシの神の誕生と死、復活という神話の流れを、パレンケのマヤ人がどのように追体験していたのかということへの理解が深まる」と述べた。(c)AFP