【6月2日 AFP】サッカー元ブラジル代表のレジェンド、ペレ(Pele)氏が1日、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領にウクライナへの侵攻を停止するよう呼びかけた。 

 2022年サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)欧州予選、プレーオフ準決勝でウクライナがスコットランドと対戦する直前、ペレ氏はインスタグラム(Instagram)に、プーチン大統領に宛てたメッセージを投稿。

「ウクライナは本日、少なくとも90分間は今も祖国を襲っている悲劇を忘れようとしている」とした上で、「きょうの試合を機にお願いしたい。侵攻を停止してほしい。この継続する暴力を正当化する理由はどこにもない」と訴えた。

「この侵攻は邪悪かつ不当であり、痛み、恐れ、恐怖、苦痛しかもたらさない。戦争は世界を分断するためだけに存在する。子どもの夢を埋め、家族を破壊し、罪のない人々を殺すミサイル発射を正当化するイデオロギーは存在しない」

 また、過去にプーチン氏と面会して「笑顔で長い時間握手」したことに触れ、「この戦争を止める力はあなたの手にある。2017年に最後に会ったとき、モスクワで私が握ったのと同じ手に」とつづった。(c)AFP