【6月2日 AFP】スペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)に所属するFWギャレス・ベイル(Gareth Bale)が1日、9年間過ごしたチームを退団することを明かした。ベイルはチームに向けた別れのメッセージの中で「夢が現実になった」と感謝した。

 契約が満了になる今月限りでレアルを離れる32歳のベイルは、いまだ去就について明言していない。今後については、ウェールズがW杯カタール大会(2022 World Cup)に出場できるかどうか次第になりそうな状況で、出られなかった場合は引退も選択肢に入り得る。

 SNSに英語とスペイン語でメッセージを投稿したベイルは「過去そして現在の全チームメート、監督、裏方のスタッフ、私を支えてくれたファンに感謝を伝えるためにこのメッセージを書いている」と切り出し、「私は9年前、レアル・マドリードでプレーする夢をかなえたい一人の若者として、ここにやってきた。(中略)今振り返って考えてみると、この夢が現実になり、さらにはそれ以上のものになったと心から言うことができる」と記した。

「このクラブの歴史の一部になれたことや、私がレアル・マドリードの選手である間に成し遂げたものは信じられないような経験であり、絶対に忘れない」

 その後、レアルもコメントを発表し、ベイルを「クラブの永遠のレジェンドの一人になった選手」と称賛。「クラブ史上最も輝かしい期間の一つであるこの9年間を生きた」とたたえ、「レアル・マドリードは、現在もそしてこれからもずっと彼のホームであり、彼と家族全員の幸運を祈っている」とつづった。

 ベイルは2013年、イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)から1億ユーロ(約138億円)の移籍金で加入。レアルでは欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)を5度、リーグ戦を3度、スペイン国王杯(Copa del Rey)を1度制すなど、計19もの主要タイトルを手にした。

 しかし、負傷や責任感の欠如から厳しい立場に追いやられ、ここ数年はサポーターからの人気も急落。2021-22シーズンのリーグ戦はわずか5試合の出場にとどまり、欧州チャンピオンズリーグでのプレーは7分だった。

 またレアルは同日、MFイスコ(Isco Alarcon)の退団も発表した。今月末で契約が満了になる30歳のイスコは次のチームを検討している段階で、セビージャFC(Sevilla FC)やレアル・ベティス(Real Betis)が移籍先の候補に挙がっている。(c)AFP/Tom ALLNUTT