【6月2日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は1日に公開された米メディア「ニュースマックス(Newsmax)」のインタビューで、毎日ウクライナ兵60~100人が戦死し、500人が負傷していると語った。

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 ゼレンスキー氏はまた「(ウクライナ)東部の戦況は非常に厳しい」と述べた。インタビューは通訳を介して行われた。

 ロシア軍はルガンスク(Lugansk)州の完全制圧を目指して猛攻、ウクライナ軍も徹底抗戦している。

 要衝セベロドネツク(Severodonetsk)をめぐっては、ロシア軍が長期にわたり包囲。激しい砲爆撃を加えており、陥落寸前とされる。

 しかし、ゼレンスキー氏は「わが軍は(東部で)防衛線を維持している」と語った。

 戦況報告からは、ロシア側の損耗も甚大であることが示されている。ウクライナ政府は先週、ロシア軍は侵攻開始以来、推定3万人超の死者を出したとの見方を示した。(c)AFP