【6月1日 AFP】ドイツのオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相は1日、ロシアの攻撃からウクライナの大都市を防衛できる防空システムを供与すると発表した。

 ショルツ氏は議会で、政府はウクライナに「追加で武器を送る」とし、「政府は現在ドイツが保有する中で最新のIris-Tシステムを供与する決定を下した」と述べた。

 さらに、ロケット弾を察知できる追尾レーダーシステムも供与するという。

 武器供与に時間をかけ過ぎだと批判されてきたショルツ政権は、自走砲や「レオパルト(Leopard)」戦車などの大型兵器をウクライナに供与することを決めている。

 ショルツ氏は5月31日にベルギー・ブリュッセルで、ギリシャがドイツから近代的な装甲車を受け取る代わりに、旧ソ連時代の軍用車両をウクライナに供与することで合意したと発表した。

 ドイツは、同様の合意をチェコとも結んでおり、現在ポーランドとも協議を進めている。(c)AFP