【6月2日 Xinhua News】中国国家衛生健康委員会女性・児童健康司の宋莉(Song Li)司長は5月30日、同委員会が開いた記者会見で、中国の母子保健に関するコア指標が世界の高中所得国の上位に入り、世界保健機関(WHO)から母子保健で高成果を収めている10カ国の一つに選ばれたと明らかにした。

 中国の母子保健に関するコア指標はここ数年、改善が進んでいる。2021年の妊産婦死亡率は10万人当たり16・1人で、11年から38%低下した。乳児死亡率は千人当たり5人で58%低下、5歳未満児死亡率も千人当たり7・1人と54%低下した。11年からの10年間の年平均で妊産婦死亡率は3・8%、乳児死亡率と5歳未満児死亡率は5%超それぞれ低下した計算になり、中国の母子保健が持続的に改善され、大きな成果を収めたことを示している。

 妊産婦死亡率と乳児死亡率、5歳未満児死亡率は母子保健の発展状況を示すコア指標で、一つの国または地域の保健事業の発展水準を反映する。国と地域の社会・経済発展水準を図る重要な評価指標でもある。これらの指標は「健康中国2030」計画要綱、中国女性・子供発展要綱など国の重要な計画に組み入れられており、国連の持続可能な開発目標(SDGs)においても重要な評価指標となっている。 (c)Xinhua News/AFPBB News