【6月1日 AFP】米西部ワシントン州で5月28日朝、家族とキャンプをしていた9歳の女児がピューマに襲われ負傷した。ピューマが人を襲うのはまれ。

 襲われたリリーさんのおじ、アレックス・マンセビッチ(Alex Mantsevich)さんが、クラウドファンディングサイト「ゴー・ファンド・ミー(GoFundMe)」で治療費を募っている。

 マンセビッチさんは、ピューマに襲われる前後のリリーさんの写真を投稿。襲われた後の写真には、病床でぐったりしているリリーさんが写っており、顔には襲われた時の傷やあざがはっきりと残っている。

 マンセビッチさんによると、リリーさんは上半身と顔に多数の傷を負い、病院に航空搬送された。数時間にわたる手術を受け、今も集中治療室に入院中。

 ワシントン州環境保護局によると、同州で1924年以降に野生のピューマに襲われた人は20人で、うち2人が死亡した。

 同局の担当者は地元テレビ局に対し、襲われた当時の状況を把握するため、調査を実施すると述べた。ピューマは現場に居合わせた人に殺されており、死骸は病原体を保有しているかを確認するために分析に回されるという。(c)AFP