【5月31日 AFP】ウクライナ中部の裁判所は31日、民間人の居住地域を砲撃したロシア兵2人にそれぞれ禁錮11年6月を言い渡した。

 アレクサンドル・ボビキン(Alexander Bobykin)、アレクサンドル・イワノフ(Alexander Ivanov)両被告はウクライナ侵攻初期に、北東部ハルキウ(Kharkiv)州の二つの集落に向かってロケット砲「グラート(Grad)」を撃ち、「戦争法規違反」で有罪とされた。

 ロシアのインタファクス通信(Interfax)によると、両被告は罪を認めていた。弁護団は、両被告は命令に従い、脅迫を受けて行動したとして、情状酌量を求めていた。

 先週には、侵攻開始後の初の戦争犯罪裁判で、21歳の兵士が終身刑判決を受けている。(c)AFP