【5月31日 Xinhua News】中国青海省(Qinghai)のジャングディジュ(姜古迪如)氷河でこのほど、第2回青蔵高原総合科学調査研究に参加した隊員が30~40平方メートルの閉鎖水域を複数発見し、「氷河湖」であることを確認した。

 同氷河は長江上流部に当たる沱沱河の水源で、タングラ(唐古拉)山脈にそびえるゴラタントン(各拉丹冬)雪山の南西側に位置する。長江のほか黄河、瀾滄江(らんそうこう)の水源地でもある三江源は青蔵高原の奥地に広がっており、重要な生態障壁の役割を果たしている。

 同氷河には多くの野生動物が生息しており、地球温暖化と人間活動の影響を強く受けている。専門家の分析では3月以降、長江源流域で明らかな降雪は確認されていない。氷河湖は太陽放射の増加などによる地球温暖化の影響で現れたとみられる。(c)Xinhua News/AFPBB News