【5月30日 AFP】今年の欧州国別対抗歌謡祭「ユーロビジョン・ソング・コンテスト(Eurovision Song Contest)」で優勝したウクライナ代表「カルーシュ・オーケストラ(Kalush Orchestra)」がトロフィーを競売に掛け、90万ドル(約1億1500万円)で落札された。ウクライナ軍を支援する財団に寄付されるという。

 マイク形で、コンテストのロゴが刻まれたクリスタル製のトロフィーは、フェイスブック(Facebook)を通じて競売に掛けられた。

 入札は29日夜に締め切られ、ウクライナのビットコイン企業「ホワイトビット(WhiteBIT)」が落札。入札は、暗号資産(仮想通貨)でも可能とされていた。

 カルーシュ・オーケストラは同社に謝意を表明。競売で得た資金は、ウクライナ軍を支援するプリトゥラ財団(Prytula Foundation)に寄付するとしている。

 同バンドは、民族音楽とヒップホップを融合した楽曲「ステファニア(Stefania)」を演奏して優勝した。ウクライナに侵攻したロシアの代表は、今大会への参加を認められなかった。(c)AFP