【5月30日 AFP】リトアニアで、ロシアの軍事侵攻を受けているウクライナに無人攻撃機を提供する資金を調達するための募金活動が行われ、500万ユーロ(約6億8200万円)超が集まった。

 ウクライナに提供されるのは、トルコ製の無人攻撃機「バイラクタルTB2(Bayraktar TB2)」。リトアニアの人口はわずか280万人だが、28日夜までの3日半で500万ユーロ超が寄せられた。

 発起人となった、ネットテレビ局「ライスベスTV(Laisves TV)」の創設者でインフルエンサーのアンドリウス・タピナス(Andrius Tapinas)氏は「ある国の市民が他国のために重火器を購入して寄付するのは恐らく史上初めてだろう」と語った。

 同局によると、募金はリトアニア国防省に渡され、同省が無人機と無人機用の弾薬を購入する。

 アルビーダス・アヌシャウスカス(Arvydas Anusauskas)国防相は29日、国防次官が来週、トルコに赴き、無人機購入に関する趣意書を交わす予定だと述べた。(c)AFP