【5月30日 AFP】28日に行われたサッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)決勝のリバプール(Liverpool FC)対レアル・マドリード(Real Madrid)戦で、ファンの入場が遅れ、警察が催涙スプレーを使うなどの混乱が起こったことを受け、フランス当局の対応に疑問の声が出ている。2024年パリ五輪の開催に向けた準備ができているのかという批判もある。

 仏パリ郊外のスタッド・ド・フランス(Stade de France)で行われた決勝では、キックオフが30分以上も遅れるトラブルが発生した。欧州サッカー連盟(UEFA)は偽のチケットが原因だとしているが、リバプールは正規のチケットを持っているサポーターもなかなかスタジアムへ入れなかったと話し、ファンの扱いに対する調査を求めている。

 一部のファンがフェンスをよじ登ってスタジアムへ入ろうとし、警察が催涙スプレーを使用する光景は、2年後に五輪を開催し、来年にはラグビーW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)の試合も行われるパリが望んでいたものではなかった。

 これを受けて、アメリー・ウデア・カステラ(Amelie Oudea-Castera)スポーツ相は、「チケットを保有する一部のファンが試合にアクセスできなかった」ことへの遺憾の意を表明。UEFAと仏警察を交えた会議を30日に招集し、今後の大きなスポーツ大会で同様の事態が起こるのを防ぐための「教訓」を得ることとした。

 内務省は今回の件で105人が身柄を拘束されたとしており、そのうち逮捕された39人が拘束を解かれておらず、訴追される可能性がある。(c)AFP/Maryam EL HAMOUCHI and Stuart WILLIAMS