【5月30日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2022)は29日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第5シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は3-6、6-3、6-2、3-6、6-3で第9シードのフェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime、カナダ)とのフルセットの激闘を制した。

 準々決勝で第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)との大一番が決まったナダルは、「最後まで闘う」と誓った。

 全仏オープンで13回の優勝を誇り、四大大会(グランドスラム)最多21勝を挙げているナダルは、オジェ・アリアシムとの4時間21分に及んだ激闘を制した。全仏で112試合を行っているナダルが5セットマッチを戦ったのは、これがわずか3回目だった。

 ナダルとジョコビッチが全仏で激突するのは10回目で、2006年からの通算では59回目となる。ナダルは全仏で3敗しているが、そのうち2敗はジョコビッチがつけたもので、2015年大会の準々決勝と昨年の準決勝で勝利している。

 ジョコビッチは6-1、6-3、6-3のストレートで第15シードのディエゴ・シュワルツマン(Diego Schwartzman、アルゼンチン)に快勝し、大会16回目の準々決勝進出を果たした。

 今大会のジョコビッチは1週目を快調に勝ち上がり、まだ1セットも落としていない。連続獲得セット数は、優勝したイタリア国際(Internazionali BNL d’Italia 2022)と合わせて22に伸びている。(c)AFP/Dave JAMES