【5月28日 AFP】英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の在位70周年「プラチナジュビリー(Platinum Jubilee)」の一環で来月3日に行われる礼拝に、王室を離脱した孫のヘンリー王子(Prince Harry)とその妻メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)が出席する予定だと夫妻の伝記作家が27日に明らかにした。

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 夫妻に好意的な伝記を執筆したジャーナリストのオミド・スコビー(Omid Scobie)氏はロンドンで報道陣に対し、6月3日にセントポール大聖堂(St Paul's Cathedral)で行われる女王の治世に感謝する礼拝に「夫妻は間違いなく出席する」と語った。

 1981年にチャールズ皇太子(Prince Charles)と故ダイアナ元皇太子妃(Princess Diana)が結婚式を挙げたセントポール大聖堂での礼拝は、プラチナジュビリーによる4日間の祝日に行われるメインイベントの一つ。

 スコビー氏は、礼拝はヘンリー王子夫妻がジュビリー関連の祝賀行事に参加する「初の公式」の機会になると説明。夫妻がだいぶ前から計画してきたことだとして、ジュビリー関連の行事によって王室の未来が「垣間見える」はずだと述べた。

 英メディアは、礼拝には夫妻も出席する可能性が高いと報じていたが、近しい関係にあるスコビー氏の発言で出席は確実とみられる。

 さらにスコビー氏は、夫妻の間に生まれたアーチー(Archie)ちゃんとリリベット(Lilibet)ちゃんが女王と対面する「特別な瞬間」を一般市民も目にできるだろうとしている。女王は、自身の子ども時代の愛称にちなんで命名され、6月4日に1歳になるリリベットちゃんにまだ会ったことがない。

 夫妻がリリベットちゃんの洗礼式を英国で行うとのうわさについて同氏は、自分の知る限り、ジュビリー行事の期間中に行うことはないだろうと付け加えた。(c)AFP