【5月28日 AFP】ワールドラグビー(World Rugby)は27日、代表資格のない選手を起用したとして2023年W杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)の出場権を取り消されたスペインが、異議申し立てを行ったことを発表した。

 ワールドラグビーによれば、3人で構成される審議会が申し立ての内容を検討する。審理の日時は後日発表される。

 スペインは2018年から国内でプレーしている南アフリカ出身のギャビン・ファンデンベルフ(Gavin van den Berg)を欧州予選のオランダ戦2試合で起用した。

 しかし、ワールドラグビー側は先日、同選手は代表資格に必要な3年間の居住を満たしていなかったと判断。これにより、スペインには罰金と勝ち点剥奪の処分が科され、来年のW杯への出場権を失った。

 スペインは2018年にも、代表資格がない選手を起用したとしてルーマニアとベルギーと共に処分を科され、2019年のW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)には代わりにロシアが出場していた。(c)AFP