【5月28日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2022)は27日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第6シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)が6-4、6-4、6-2で第27シードのセバスチャン・コルダ(Sebastian Korda、米国)を下し、2006年のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)の後では最年少となる19歳で4回戦進出を決めた。

 コルダは今季クレーで唯一の黒星を喫した相手だったが、4月のモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2022)で敗れたリベンジに成功。マッチポイントを握られるなど5セットの苦戦を強いられたアルベルト・ラモス・ビノラス(Albert Ramos-Vinolas、スペイン)との2回戦とは対照的な快勝を収めた。

 今大会では組み合わせが厳しい上半分のドローに入っているアルカラス。準々決勝では第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)、さらに準決勝では前年覇者で世界1位のジョコビッチ、もしくは全仏優勝13回のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)と対戦する可能性がある。

 それでも、前哨戦のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2022)ではその3人全員を倒して優勝しており、この日の試合後も「準備はできていると思う」と自信を口にした。

 4回戦では第21シードのカレン・ハチャノフ(Karen Khachanov)と対戦する。ハチャノフは第10シードのキャメロン・ノーリー(Cameron Norrie、英国)を6-2、7-5、5-7、6-4で下して16強入りを果たした。(c)AFP