【5月29日 Xinhua News】中国香港特別行政区政府食品・衛生局の陳肇始(ソフィア・チャン)局長は26日、香港で15歳以上の人口に占める喫煙者の割合が9・5%に低下し、初めて10%を下回ったと明らかにした。

 特区政府統計処が昨年4~7月に実施した調査によると、習慣的にたばこを毎日吸っている市民は約58万1千人だった。喫煙率は2019年の10・2%からやや低下し、統計を取り始めてから初めて1桁に落ち込んだ。

 陳氏は、喫煙者の割合が1桁に落ちたことは、香港のたばこ規制の取り組みにおける重要な一里塚だが、たばこ規制を怠ってはならないと強調。立法、課税、健康教育、禁煙サービスを推進するなど多面的な取り組みで、喫煙率をさらに引き下げ、市民の健康を守っていく方針を示した。(c)Xinhua News/AFPBB News