【5月27日 AFP】ラグビー元オーストラリア代表のイズラエル・フォラウ(Israel Folau)が27日、W杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)予選に臨むトンガ代表に選出された。同性愛嫌悪の発言でオーストラリアラグビー協会(Rugby Australia)に解雇されてから3年を経て、国際試合へ復帰することになった。

 ワラビーズ(Wallabies、オーストラリア代表の愛称)でテストマッチ通算73試合に出場したフォラウは、昨年から15人制に復帰し、現在はジャパンラグビーリーグワン1部のNTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安(NTT Communications Shining Arcs Tokyo-Bay Urayasu)でプレーしている。

 ワールドラグビー(World Rugby)は昨年11月に代表資格に関する規定を変更し、3年間代表チームでプレーしていない選手については、両親もしくは祖父母の出身国に代表を変更することを容認。これにより、トンガにルーツを持つフォラウの代表復帰の道が開けていた。

 この規定変更に伴い、今回のトンガ代表には元オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)のチャールズ・ピウタウ(Charles Piutau)とマラカイ・フェキトア(Malakai Fekitoa)も名を連ねた。

 トンガは7月10日と17日に、中立地ニュージーランドでサモアと2試合を戦う。(c)AFP