【5月26日 AFP】ドイツのオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相は26日、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が「勝てない」戦争でウクライナに講和を強要するのを許してはならないと述べた。

 ショルツ氏は、スイス・ダボス(Davos)で開かれている世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)で、「(プーチン氏は)既にすべての戦略的目標において達成に失敗した」と述べた。

 ウクライナ全土を掌握するというロシアの狙いは「今日では(侵攻の)初日より遠いものとなった」と指摘した。

 ショルツ氏は、「われわれの目標は明快だ──プーチン氏がこの戦争に勝利することはあってはならない。そして、私は勝利できないだろうと確信している」と語った。

 同氏はさらに、武器を供与し、ロシアに厳しい制裁を科している西側諸国はウクライナ政府への支援を続けると確約した。

 ショルツ氏は「重要なのは強要された平和はあり得ないとプーチン氏に分からせることだ」と述べた上で、「ウクライナはもちろん、われわれもそれを受け入れることはない」と強調した。(c)AFP​​