【5月26日 CGTN Japanese】中国では皮膚病患者は毎年約1億5千万人を超え、しかも、その数は年々増えています。中でも、どの年齢層にもよく見かける皮膚病はアトピー性皮膚炎です。患者数は7000万人を超えているとみられていますが、いまだ重要視されていません。

 専門家の指摘では、湿疹の8割以上はアトピー性皮膚炎です。5歳前の児童に最もよく発生していますが、症状は思春期、場合によっては成人後も続くことがあります。アトピー性皮膚炎の主な原因は遺伝と環境によるものです。遺伝は変えられないにしても、専門家は綿100%のゆったりとした服を着たり、アレルギーを引き起こす食べ物の摂取を控えたり、閉じこもった空間でペットを飼わないようにしたりするなど、生活習慣を少し変えることで、少なくとも3分の1のアトピー性皮膚炎は予防できるという見方を示しています。

 毎年5月25日は中国では、中国医師協会皮膚科分会の呼びかけにより、「国際愛膚日(皮膚を愛する日)」となっています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News