【5月26日 AFP】ロシア政府は25日、ウクライナ南東部マリウポリ(Mariupol)の港の再開を発表した。ロシアは先週、長期におよぶ包囲の末、マリウポリの制圧を宣言している。

 国防省のイーゴリ・コナシェンコフ(Igor Konashenkov)報道官は記者会見で、機雷が除去され、「通常通りの運用が始まった」と述べた。

 ロシアが任命したマリウポリ新市長、コンスタンチン・イワシュシェンコ(Konstantin Ivashchenko)氏はロシアのテレビ局に対し、金属製品約3000トンを積んだ船が間もなく、同国南部ロストフナドヌー(Rostov-on-Don)に向けて出港すると述べた。

 イワシュシェンコ氏は「特に港や周辺海域で機雷などの除去作業が進められている」と語った。港湾では4000人が作業を行っているという。

「がれきやごみはほぼすべて撤去された。解放されたマリウポリからの最初の貨物船が出航の準備を進めていることが最も重要だ。数日以内に港を出る」としている。マリウポリ復興のための建材も到着予定だという。
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