【5月26日 AFP】ロシアによるウクライナ侵攻を受け、今シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)決勝の会場に急きょ選ばれたフランス・パリ郊外のスタッド・ド・フランス(Stade de France)では、新たに芝生が張り替えられるなど、今週末に迫った大一番に向けて急ピッチで準備が進められている。

 スペイン・バルセロナ(Barcelona)の近くで養生された芝生は、パリ北郊サンドニ(Saint Denis)にある同スタジアムに運ばれると、28日に行われるリバプール(Liverpool FC)対レアル・マドリード(Real Madrid)戦に間に合うよう48時間で敷き詰められた。

 今季のチャンピオンズリーグ決勝は、当初ロシア・サンクトペテルブルク(St. Petersburg)で行われる予定だったが、欧州サッカー連盟(UEFA)はウクライナへの侵攻を受けて同国での開催を取りやめ、2月下旬には8万人収容のスタッド・ド・フランスで行われることが決定した。

 しかし、仏ニューウエーブバンドの「アンドシーヌ(Indochine)」が21日にコンサートを行う目的で同会場を押さえていたため、準備は難航した。

 今週初め、一つの重さ750キロから1トンにもなる約500ロールの芝生がトラックから積み下ろされると、トラクターを使って長さ15メートル×幅1.2メートルの区画に敷き詰められた。

 この芝生をフランスまで輸送するのに、冷蔵機能のついた連結トラックが24台前後も必要となった。

 これまで張られていた芝生は、ナント(FC Nantes)対ニース(OGC Nice)のフランス杯(French Cup 2021-22)決勝が行われた翌日の8日に撤去された。その後はコンサートがいくつか開催されたが、前週末に行われたアンドシーヌのライブをもって一段落を迎えた。

 本来であれば5日かけて張り替えるところだが、コンサートからチャンピオンズリーグ決勝まで時間がなかったため、わずか48時間で新たな芝生を張らなければならなかった。(c)AFP