【5月28日 AFPBB News】1週間のSDGsニュースを振り返る。

1か月分のごみを着込み、大量消費社会に警鐘 米環境活動家

 米国の環境活動家ロブ・グリーンフィールド(Rob Greenfield)さんは、 誇りを持って大量のごみを身にまとう。われわれが1か月でどれほど無意識にごみを出しているかを明らかにするため、平均的な米国人としていつも通りに1か月間、消費して過ごす計画を立てた。

 グリーンフィールドさんは、ここ数週間で消費したごみを透明ビニールのポケットに収納できる特注スーツを着込み、ロサンゼルスや近隣都市を歩いた。

 高級店が立ち並ぶビバリーヒルズ(Beverly Hills)の通りで「ごみ箱に捨てて消えてしまえば、二度とそのことを考えない。私たちの捨てたごみがどれだけになるか、見て分かるものを作りたかった」とAFPに語った。

 グリーンフィールドさんは「12日目くらいから、消費社会の重荷を本当に感じ始めた」と述べた。米国では、平均的に1人当たり毎日約2.3キロのごみを排出しているという。

1か月分のごみを身につけた環境活動家ロブ・グリーンフィールドさん。米カリフォルニア州ビバリーヒルズにて(2022年5月16日撮影)。(c)Robyn Beck / AFP

「強制移動」1億人超に ウクライナ侵攻が影響

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は23日、ロシアのウクライナ侵攻により、「強制移動」を余儀なくされた人が1億人を超えたと発表した。

 UNHCRは「紛争、暴力、人権侵害、迫害から逃れることを余儀なくされた人の数は、ウクライナでの戦争など破壊的な紛争が要因となり、史上初めて1億人の節目を超えた」と指摘。世界は過去最大の強制移動をもたらしている紛争を終わらせなければならないとしている。

 1億人は、世界人口の1%超に相当する。強制移動には難民、庇護(ひご)希望者、国内避難民が含まれる。

ウクライナ・ザポリージャで、ロシア軍の占領地から逃げてきた人々(2022年4月29日撮影)。(c)Ed JONES / AFP

貴重な水を運ぶ列車を待ちわびて インド西部

 インド西部の砂漠の州ラジャスタン(Rajasthan)に熱波の中、貴重な水を乗せ、特別列車がやって来る。アフロズ・ジャハン(Afroz Jahan)さん(13)は毎日、学校に行く代わりに列車を待っている。脇には容器がたくさん積まれた手押し車が止まっている。

 ここでは気温が45度を超えることも珍しくはない。アフロズさんは、パーリ(Pali)地区でその日2度目の給水列車を待っていた。パーリ地区に住む数千人にとってここ3週間以上、およそ200万リットルの水を積んだ40両の貨物列車が唯一の水資源となっている。

 アフロズさんの家族は、水を確保するために子どもを学校に行かせられないこともあり、苦悩している。

 アフロズさんの母、ヌール(Noor Jahan)さんは「一家の大黒柱に助けを求めるわけにはいかない。それをすると、食べ物と水の両方に困ることになる」と、アルミ容器に水をくみながら語った。「子どもの教育に影響するが、私ひとりではすべての容器を運ぶことはできない」

 国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)によると、インドで安全な飲料水を手に入れることができるのは人口の半数未満にとどまっている。全土718地区のうち3分の2が「極度の水不足」にさらされている。

インド西部ラジャスタン州パーリ地区で、給水列車が運んできた水を容器に移す人々(2022年5月11日撮影)。(c)Prakash SINGH / AFP

(c)AFPBB News